天声犬語2

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2011年 05月 29日

Time to say goodbye

多くの皆さんを驚かせることになってしまいました。

これまでブログには病気の事は何も書いてなかったし、
先週のアップでは、いつもと変わらない姿をお届け出来てましたからね。
もちろん、僕たちも突然の別れの時が来て驚いてます。


左前脚の腫れ物が肥満細胞腫に変異してた事が判ったのが
一昨年の10月でした。
脚先に悪性腫瘍が出来た場合、手術となると断脚しなければなりません。
高齢大型犬の前脚を片方無くす選択は、歩行困難になるので有り得ません。
また、手術すると内臓への転移の可能性も高まります。
抗がん剤と放射線治療も副作用の危険性を考えて諦めました。
サラが若ければ、完治目指して選択したでしょうけど、
その時点で既に10歳間近でしたから、
サプリやハーブ療法だけで、これまでの生活を変えずに、
なんとか長生きしてもらおうと。

残念ながら、昨年の11月にレントゲンで肺と膀胱に影が見つかり、
カウントダウンが始まりました。
高齢だけに病気の進行も遅くなるので、
なんとかあと2、3年頑張ってくれることを期待したのですが、
考えが甘かったかもしれません。

今年に2月には膀胱炎になり、頻尿と血尿がずっと続き、
何種類かの抗菌剤を試しましたが、いっこうに治る気配もなく、
膀胱のガンのせいではないかとも疑いました。
ですが、4月の血液検査の数値には特に危険な値も出ず、
ゴールデンウィークには草津&軽井沢へ旅行にも行けました。
疲労を心配したのですが、旅行から帰った翌日も、
『お出かけしようよ〜』と庭で吠えてましたし、
ご存知の通り、その後も普段と変わらず週末には遊びに出かけてました。

食欲は落ちて体重は減る一方だったのですが、
若い頃からずっとヒートの1ヶ月後ぐらいから想像妊娠で食事は半分残していたので、
またいつものが始まったなぁと、さして心配もしていなかったし、
先週の水曜ぐらいからは完食する日もあって、これで一安心だと思っていました。

そして今週、
月曜の夜ぐらいから後脚がもつれて転けるようになり、
水曜日には排泄姿勢から立ち上がれず、木曜の朝にはに病院へ連れて行きました。
呼吸や心音には乱れも無かったので、
とりあえず痛み止めとコンドロイチンの注射2本だけしてもらって帰宅。
ところが、その夜から歩く事も出来なくなりました。
歯茎は貧血で白くなり、寝たまま排泄したウンチは真っ黒。
もっとも恐れていた兆候が出始めました。
食事も鹿肉やマグロのオヤツを少し食べただけで、
ケーキやアイスクリームでさえ顔を背ける始末。
不安な気持ちのまま仕事に出かけましたが、
当然ながら帰宅しても上半身を起こすのがやっと。
朝は飲めた水も、自力では飲めなくなっていました。

昨日、とりあえず病院に連れて行き、
点滴と血液検査を受けさせようと車まで運んで行ったのですが・・・。
シートに降ろした瞬間、少し叫んで呼吸が止まりました。
『ダメだ、病院へ行ったら楽になるから頑張れ〜!』
抱きしめて耳元で叫び続けると、戻ってきたんです。
もちろん既に意識は無かったと思いますが、
微かな呼吸と身体がギューンと伸びるのが交互に来る感じで、
家に戻せる状態でもなく、そのまま顔をママの手の上に乗せて
病院へ向かう事にしました。
途中で電車の音が聞こえてたはずですが、サラの耳に届いてたかどうか。
病院へ着いて、そのまま車の中で先生に診てもらいましたが、
既に呼吸も心臓も止まってました。

無理に連れて行こうとしない方が良かったのかもしれません。
動かさなかれば、もう少し生きていてくれてたでしょう。
でも・・・。
実は今日は僕に仕事が入ってたし、明日はママも仕事へ行きます。
二人でサラと一緒に過ごせるのは昨日だけだったんです。
サラにはそれが判っていたのでしょう。
下手に延命したら、サラは独りで旅立つ事になっていたかもしれません。
『延命治療しなくていいの!』と慌てて逝ってしまった気がします。
本人にその気がなかったとしても、結果的には昨日で良かったんです。
いや、そう思わないと耐えれません。

治療についても間違った選択をしてしまったのかもしれません。
目標の年齢に達しなかったんですから。
でも、亡くなる1週間前まで普通に生活してきたし、
苦しみも10分ほどだけで済んだのですから、
きっとサラは許してくれると思います。


昨日は沢山の友達がお別れに来てくれましたし、
全国からお花やメールもいっぱい届いてます。
11年と4ヶ月の充実した日々と、
大勢の新しい友達を連れて来てくれたサラに感謝です。
長寿記録を作れず、全国のバニの目標になるように頑張れず
残念な結果になってしまいましたが、
スーパーモデルのサラは、老いた姿を世間に見せたくなかったのかもしれないですね。


11年間で1番気に入ってる写真と、1番良い笑顔の写真を載せておきます。

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[You Raise Me Up]

When I am down and, oh my soul, so weary
When troubles come and my heart burdened be
Then, I am still and wait here in the silence
Until you come and sit awhile with me

You raise me up, so I can stand on mountains
You raise me up, to walk on stormy seas
I am strong, when I am on your shoulders
You raise me up, to more than I can be





『待て!』『おいで!』『右を見て』・・・
11年間で何千、いえ何万カット撮ったか判りませんが、
やっぱり最後のカットはこれを撮ることになるんですね。
もう動いてくれないので、こっちらが動くしかないです。
涙でファインダーは殆ど見えてなかったですけど。

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仕事を終えて帰ってきたら、サラは小さな箱に入って帰って来てました。
お見送りしてくれた近所の散歩友達からのメールに
『お花畑で寝てるようだった』と書いてありました。
最後の写真は本物の花畑で撮りたかったです (T-T)



虹の橋のたもとは今日から騒がしくなってるでしょう。
仲間達に会えたかな?
橋の近くに電車の鉄橋があったら、
みんなに『サラちゃん、うるさいよ〜』って言われてるかも。

by sara82kei | 2011-05-29 23:08 | サラ


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